2018-09-06 12:00:00

 

 

 

AI(人工知能)やロボットをはじめとして,我々をエンハンスメント(能力増強)する技術の発展が話題になっています。おそらく福祉や特別支援教育にも導入が進むでしょう。今まで当たり前と思っていたことが突然逆転する可能性さえありそうです。この社会の急速な変化の中で,障害当事者や高齢者の生活はどう変わり,特別支援教育や福祉のサービスはどうなっていくのでしょう。

 

今年のテーマ 「Chapter two 未来の中の過去
 スマホやスマートスピーカが徐々に日本でも普及しています。個人の利用に関しては何の規制もないためさらに広がっていくでしょう。その一方で,電子決済システムやライドシェアなどの普及は規制やユーザーの保守的態度に阻まれて途上国の方が先行しています。このまま進めば,社会インフラの整備においては世界の中で日本は大きな遅れをとる可能性があります。

 1980年代に Apple Computer から出された Chapter One というビデオがあります。

 それを見ると,障害のある人が,音声認識などの技術を用いて様々な機器を制御し生活する未来が描かれています。それから30年後の今,スマホ,タブレット,スマートスピーカ,自動運転車の登場によってそれは現実のものとなりました。テクノロジーが障害のある人の能力を高め、生活を変えてきたのは誰もが認識しているところです。

 しかし,未だにその恩恵が限定されている人がたくさん存在します。スマートスピーカがあっても簡単にタクシーを呼んだり電話できるわけではありません。それを使って入試を受けられるわけではありません。 その背景にあるのは何でしょうか? 規則に守られた安定した生活とそれにひたっている人々の意識こそがそれを阻んでいるような気がします。今の最先端の技術で障害のある人が自由を手に入れたように感じるのは錯覚です。それは限られた世界の中での自由にすぎません。今年のATACカンファレンスでは皆さんと一緒に Chapter Two を描いてみたいと思います。
 

 

 

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2018年12月14日(金)~ 16日(日)国立京都国際会館 にて開催いたします。

内容の確認・参加申し込みは こちら から   ▶PDFでのご案内は こちら からpdficon_16.png