2025年4-6月
「学校の学びや生活でつまずいた子どもを認知発達や障害という視点からコミュケーションを通じて理解する シリーズ【前期】」
オンラインセミナー ご案内

前期(4~6月)は「通常学校で学ぶ子どもとのコミュニケーション」について学びます!

こんな方におすすめ!
・子どもの行動に「なぜ?」を感じている先生や支援者
・支援がうまく伝わらないと感じている保護者や先生、福祉・医療関係者
・AACやICTを使ったコミュニケーション支援に興味がある方
・なんとなく続けている関わりを、一度立ち止まって見直したい方
・特別支援についての事例を知りたい、教員志望の学生
・読み書き障害のある子どもへの活動事例を学びたいICT支援員

*なお、昨年ご案内していた「当事者と学ぶダイバーシティ理解講座」を新たに発展させ、今回のシリーズを企画しています。
*後期は(9-11月)につきましては、7月より受付開始予定です。

■atacLab 2025 オンライン「コミュニケーション」セミナー

学校の学びや生活でつまずいた子どもを認知発達や障害という視点からコミュケーションを通じて理解する シリーズ

 2025年は「コミュニケーション」をテーマに、支援方法やICTツールの活用を学ぶだけでなく、「なぜそれが必要なのか、あるいは必要でないのか」という本質まで踏み込みながら、子どもの発達や障害をしっかり理解しつつ実践力を高めることを目指します。
 小中学校では先生や友達とのコミュニケーション上の誤解で孤立する子どもがいます。学習面で読む・書く・聞く・話すといった面でうまく情報の処理が出来ず学習が遅れ、中には不登校になる子どももいます。特別支援教育の現場でも、YES-NOコミュニケーション、シンボルや絵カード、音声コミュニケーションエイド(VOCA)など多種多様なAAC(拡大・代替コミュニケーション)技法が用いられる一方、発達に合わない技法をなんとなく使い続けていたり、「間違っていても繰り返せば慣れるだろう」という誤解が広まっていたりするのも現状です。
 そこで、今回のシリーズでは、子どもの発達を学びながら、発達段階や障害に合わせたコミュニケーション技法を実践とともに詳しく解説し、「なんとなくやりとりしている」状態から「説明できるコミュニケーション」へと変えていくヒントを提供します。「コミュニケーション」という視点で人の多様性を学び、同時に、様々な人が共存する学校や社会についても広い視野で考え直すきっかけとなるよう、以下の要領で開催をいたします。

  前期(4~6月)は、通常学校で学ぶ子どもとのコミュニケーション
  後期(9~11月)は、知的障害のある子どもとのコミュニケーション

  各期とも全5回のセミナー(各90分:理論説明・実践事例紹介50分、質疑・議論40分)を通して学んでいただけます。ぜひご参加ください。

 なお、本日程での視聴が難しい方のために、また、もう一度内容を確認したい方のために、再配信をご用意しております。全5回セットをお申込み頂く方は、再配信もどうぞご利用ください!

[日 時]前期 全5回・ライブ配信・再配信あり
     2025年4月25日(金)19:30-21:00[第1回]
         5月01日(木)19:30-21:00[第2回]
         5月13日(火)19:30-21:00[第3回]
         5月23日(金)19:30-21:00[第4回]
         6月03日(火)19:30-21:00[第5回]

[受講料]全5回セット 8,000円、1回のみ 2,000円
    (※全5回セット をお申し込みの方のみ再配信の視聴が可能です) 

[講 師]中邑 賢龍(東京大学先端科学技術研究センター シニアリサーチフェロー)
     赤松 裕美(東京大学先端科学技術研究センター 特任助教)
     ゲスト講師:井上 賞子(松江市立島根小学校 教諭 / 第3回、第4回出演予定)

一部のセミナーのみに参加を希望される場合は、下記よりチケットを選んでご購入ください

[開催形式]ZOOMによるオンライン形式(ネットワーク環境が必要です)

[視聴方法]当ページ下部にある「チケットを申し込む」のお申し込みフォームより、事前のお申込みが必要となります。

[タイムスケジュール]セミナー開始20分間前からオンライン入室が可能です。

前期(4~6月)のテーマ:
「通常学校でつまづいている子どもの学びや生活をコミュニケーションから理解する」
第1回 「通常級でつまずいている子どもの発達と障害を理解する ~科学的観察の方法を学ぶ~」

2025年4月25日(金)19:30-21:00

[※再配信:4月27日(日)- 6月11日(水)]

子どものつまずきを正確に理解するには、知能検査や発達検査の数値だけでなく、子どもがどのように感覚情報を処理して学んでいるか、客観的に観察する視点が必要です。特に反応が分かりにくい子どもについては、保護者や教師の主観に頼るのではなく、認知情報処理プロセスの基礎をふまえて「どのような支援が必要か」を考えることが大切です。このセミナーでは、難しい研究レベルの評価方法ではなく、実践の現場で使える科学的観察の考え方を事例とともに学んでいきます。

・知能検査や発達検査では分からない子どもの「つまずき」
・障害・環境・ICTなど、発達に影響する多様な要因を理解する
・障害と非障害の境目は意外にあいまい?
・観察と小さな介入を繰り返しながら、客観的に支援を考える

[講 師]
 中邑 賢龍(東京大学先端科学技術研究センター シニアリサーチフェロー)
 赤松 裕美(東京大学先端科学技術研究センター 特任助教)
 

全ての回に参加される場合は、全5回セットのチケットをご購入ください

第2回 「コミュニケーションからつまずきを推察する ~コミュニケーション技法を学ぶ~」

2025年5月1日(木)19:30-21:00

[※再配信:5月3日(土)- 6月11日(水)]

普段、コミュニケーションに困らない人は、それを意識せず楽しんでいますが、苦手な人とやりとりすると戸惑ってしまうことがあります。聞こえない、話せない、理解しづらいなどの障害や発達の遅れが理由となる場合もあれば、相手との話題やペースが合わないことが、つまずきの要因である場合もあります。大切なのは、こちらが相手の発達や特性に合わせてコミュニケーション方法を変えることです。この回では、基本的な姿勢から具体的な技法まで、幅広く学びます。

・コミュニケーションの基本姿勢
・「自分とは違う」特性や価値観への理解
・言語以外のコミュニケーションに注目
・問題行動もコミュニケーションの一つと考える
・相手のレベルに合わせる技法
・オンラインコミュニケーションを活用する
・コミュニケーションエンジニアリングの考え方

[講 師]
 中邑 賢龍(東京大学先端科学技術研究センター シニアリサーチフェロー)
 赤松 裕美(東京大学先端科学技術研究センター 特任助教)

全ての回に参加される場合は、全5回セットのチケットをご購入ください

第3回 「学習につまずく子どもをどう理解するか?」

2025年5月13日(火)19:30-21:00

[※再配信:5月15日(木)- 6月11日(水)]

学習につまずく理由は一つではなく、苦手意識や努力不足だけに原因を求めるのでは不十分です。実際には、板書の情報や授業中の説明をうまく理解できない子どもがいたり、授業が一方的に進むことで質問や意見を出しにくい雰囲気になっているなど、コミュニケーションの問題として考えてみることも出来ます。一方的なコミュニケーションの授業をどうすれば相互のコミュニケーションに転換できるのでしょうか?この回では、読み書き障害や聞き障害(APD:Auditory Processing Disorder)、子どもの発達段階に合った授業内容など、多様な視点から「学習につまずく子ども」を理解し、より良いコミュニケーションへとつなげる具体的な方法を事例とともに探ります。

・学習につまずく原因を「コミュニケーション」の視点から考える
・読み書き障害、APD(聴覚処理障害)の理解と実践例
・発達段階に合わせた授業づくりのヒント
・一方的な授業を「相互のコミュニケーション」に変えるには?

[講 師]
 中邑 賢龍(東京大学先端科学技術研究センター シニアリサーチフェロー)
 赤松 裕美(東京大学先端科学技術研究センター 特任助教)
 ゲスト講師:井上 賞子(松江市立島根小学校 教諭)

全ての回に参加される場合は、全5回セットのチケットをご購入ください

第4回 「不注意・多動など行動面で課題を抱える子どもをどう理解するか?」

2025年5月23日(金)19:30-21:00

[※再配信:5月25日(日)- 6月11日(水)]

授業中に立ち回ったり、不用意な発言をしてしまう子どもは、教室ではしばしば問題行動として扱われがちです。しかし、ADHDという診断名を当てはめるだけでなく、そうした行動を子どもからの大切なサインとして捉えることで、より本質に迫ることができます。たとえば、立ち回りの背景には「授業の内容が理解できない」「隣のクラスの音が気になる」など、様々な要因が考えられます。こうした多面的な可能性に目を向けることが教師にとって重要であり、そうすることで、現場で小さな介入を試してみることができるようになります。そこから、子どもの本当のつまずきが見えてくるはずです。

・行動をコミュニケーションの一部として捉える
・診断名に頼りすぎず、行動の理由を探る
・多様な可能性を考え、現場で試してみる
・抑え込むより、適切な支援に結びつける

[講 師]
 中邑 賢龍(東京大学先端科学技術研究センター シニアリサーチフェロー)
 赤松 裕美(東京大学先端科学技術研究センター 特任助教)
 ゲスト講師:井上 賞子(松江市立島根小学校 教諭)

全ての回に参加される場合は、全5回セットのチケットをご購入ください

第5回 「不登校の子どもをどう理解するか?」

2025年6月3日(火)19:30-21:00

[※再配信:6月5日(木)- 6月11日(水)]

不登校の子どもが増えるなかで、「傷ついているから、あまり刺激を与えないように」と考え、穏やかに過ごせる場所づくりが重視されることも多くなっています。もちろん、安心して過ごせる環境はとても大切ですが、それだけでなく、将来を見据えた“学び”につながる関わりも必要です。学ぶ場所はどこであっても構いませんが、生きていくうえで必要な力を育てていくには、周囲の情報をもとにその子を丁寧に理解し、そこから自然に学びにつなげるコミュニケーションと介入が欠かせません。この回では、不登校の子どもを理解し、学びへの一歩を引き出すための関わり方について考えます。

・不登校の子どもにとっての「安心」とは何かを見直す
・刺激を避けるだけでなく、“学び”の視点も大切にする
・学ぶ場所は自由でよいが、最低限の知識・力の習得は必要
・情報を集め、本人理解につなげるコミュニケーション

[講 師]
 中邑 賢龍(東京大学先端科学技術研究センター シニアリサーチフェロー)
 赤松 裕美(東京大学先端科学技術研究センター 特任助教)

全ての回に参加される場合は、全5回セットのチケットをご購入ください

※再配信は全5回セットでお申込みいただいた方のみ視聴可能です(配信時間内で自由に視聴いただけます。質疑応答の再配信はありません)

7月より受付開始予定です。内容は変更となる場合があります。ご了承ください。

第2期(9~11月)のテーマ:
「知的障害のある子どもをコミュニケーションしながら理解する ~外界に気づき共通理解をコミュニケーションで築くには?~」


第1回「発達から知的障害の子どもを理解する」
第2回「反応が乏しく発信の意味が分からない人をどう理解するか? ~重度重複障害のある人の発達とコミュニケーションを理解する~」
第3回「外部の刺激に気づき始めた子どもとどうコミュニケーションとっていくか? 〜重度重複障害のある人の因果関係理解を促す~」
第4回「勝手に行動する子どもの問題行動をどう理解し、コミュニケーションを成立させるか? ~重度知的障害のある人の発達とコミュニケーションを理解する~」
第5回「シンボルや絵カードがどのように言葉に変わっていくか? ~知的障害の発達と言葉の獲得を理解する~」

お申し込み

オンラインセミナーに参加をご希望の方は、以下の流れに沿って ご自身のアカウントからお1人様分ずつ お手続きください。

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※申込みページは、「Peatix(ピーティックス)」のシステムを利用しております。「Peatix」を初めて利用される場合は、会員登録 をお願いいたします(無料)。
※申し込み直後に、申込受付のお知らせメールが自動的に送付されます。しばらくたっても届かない場合は、誠に恐れ入りますが、こちら よりご連絡ください。

[請求書希望]公費等での支払いを希望される方で請求書の必要な方は、Peatixでのお申し込み時に、チケット枚数を入れる欄の下の[割引コード入力欄]に invoice と入れてお申し込みください(申込時の支払いは不要となります。ただし、セミナー開始前には申込時の支払いが不要となる[請求書希望]の受付は終了とさせていただきます)。後日請求書をお送りいたしますので、お申し込み時に詳細をお知らせください。

申込完了のお知らせメールを受信

お支払いが完了しましたら、Peatixアカウントのメールアドレスに、「Peatix」から当日のための「イベント視聴アドレス」が自動送信されます。当日はそちらよりご視聴ください。

事前の試聴テストを行う

※Zoomの操作に不慣れな方は、当日使用する端末で こちら からテストミーティングに参加し、指示に従ってビデオまたはオーディオの視聴テストを行っておいてください。当日は、参加者の音声やビデオは他の講師や参加者には見えない設定にしておりますのでご安心ください。

※キャンセルポリシー、免責事項等を以下に記載しています。必ずご確認の上、お申込みください。

災害等不可抗力による中止の場合の連絡方法
当ページで中止のご案内を掲載いたします。
万が一、天候やその他の理由により安全な講演会の実施が困難と判断した場合、当ページに開催中止の旨を掲載いたします。

ご参加にあたっての事前準備について
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Zoomを初めて利用される方は、下記URLから事前にダウンロードをお願いいたします。
https://zoom.us/download
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本ウェビナーのお申し込みは、下記内容の確認および同意を前提といたします。

・一度お振込みいただいた参加費につきまして,ご自身のご都合等による返金のご要望にはお応えいたしかねますので、ご了承ください。
・オンライン会議の使用方法や操作方法につきましては、当方ではサポートできません。ご利用されるデバイス(機器)、インターネットの通信状況等により、参加できない場合があります。その場合、当方(atacLab)は責任を負いません。
・参加ご本人の責任において、参加に必要なデバイスや、通信環境のご準備をお願いいたします。インターネットの通信費は参加者のご負担となります。
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