やり続ける先に見えるもの展
芸術のはじまりとは、本来そういうものなのではないか。
2021年2月13日 |土| - 28日 |日|
11:00-20:00
東急プラザ渋谷7F レストスペース
入場無料
本展は、誰かに評価されるためではない、自分が描きたいことをただひたすらに描いた作品を集めたものです。これらの作品は、制作者の内発的な動機から生み出されています。どの作品も今すぐ芸術や表現の世界で認められることはないのかもしれません。でもそこには、今ある枠に収まらない圧倒的な「何か」があるように思えます。あるいは芸術や表現のはじまりとは本来そういうものなのではないでしょうか。生前に売れたゴッホの絵がほんの数枚であったように。
そこにはきっとあなたの心を打つものがあるはずです。なぜならこれらの作品は、目的が決まっていないが故にすべてが「原石」なのですから。その原石にどんな魅力を感じられるのか、それは観る側に与えられた大いなる楽しみの一つです。本展では、日常の見慣れたものの見方を変える活動を続けているアーティストの鈴木康広さんが、104作品をモチーフにガイドマップを描きました。日本全国から海外まで、今まさに各地でさまざまな作品が生まれていることを想像しながらご覧いただければ幸いです。
主催:やり続ける先に見えるもの実行委員会、shibuya-san
ガイドマップ制作:鈴木康広(アーティスト)
やり続ける先に見えるもの展 | 中邑賢龍からのコメント
1979年静岡県生まれ。2001年東京造形大学卒。既にあるものや見慣れた現象に新鮮な切り口を与える作品によって、ものの見方や世界のとらえ方を問いかける活動を続けている。代表作に《まばたきの葉》、《ファスナーの船》、《空気の人》など。2014年に水戸芸術館、2017年、箱根彫刻の森美術館にて個展を開催。第4回モスクワビエンナーレ出展。第1回ロンドン・デザイン・ビエンナーレ2016日本代表。2020年、パブリックアート《渋谷の方位磁針|ハチの宇宙》がリニューアルした宮下公園に恒久設置された。現在、十和田市現代美術館にて屋外彫刻作品《はじまりの果実》を出展中。2014毎日デザイン賞受賞。作品集に『まばたきとはばたき』『近所の地球』(青幻舎)がある。武蔵野美術大学准教授、東京大学先端科学技術研究センター客員研究員。
この対談と共に、関連イベントとしてオンライン対談「好きなことをやり続けていい? ~好きな物をつくり続けるアーティストと好きなことばかり研究する研究者の、やり続けることの価値を問う対談~」が開催されます。対談では、今回の展示制作に関わった鈴木氏と中邑氏により展示作品についてのエピソードもお届けします。
日時:2021年2月14日(日)19:00-20:30
スピーカー:鈴木 康広(アーティスト)× 中邑 賢龍(東京大学先端研)
詳細・お申し込みは、こちら より
お問い合わせ:やり続ける先に見えるもの事務局
yaritsuzukerusaki◎comsuru.com(◎を@に変えてください)