2020年8月「ギフテッド教育を考える」ご案内

atacLabオンライン対談 @ATAC Webinar-Talk

「ギフテッド教育を考える ~個を潰さない教育とは?~」

ポスト・コロナ時代の社会を切り開いていく異才・異能はどうやって育っていくのでしょう? これまでのように受験競争を勝ち抜いてトップ校を卒業し,一流企業に就職するモデルは大きく変わろうとしています。ICTを活用した個別最適な学び,STEAM教育などもこれからの教育として注目を集めています。そこでは,万能で協調性や社会性があるだけでなく,創造性が重視されるようになってきています。しかし,時代を切り開いていく子どもにはそれとは別に突き抜けた個性が必要な気がします。どの子どもが異才・異能なのか見分けるすべはありません。しかし、全ての子どもにその可能性は秘められています。子どもは自分の特性に応じて適応的に行動していきます。この特性を活かせるような環境が子どものパフォーマンスを最大限に引き出す鍵だと思います。

この企画では,異才発掘プロジェクトのディレクターである東京大学中邑賢龍教授が,特別支援教育,ロボット工学,音楽のトップランナーとこれからの子育て・教育・生き方について議論します。皆さんの質問も受け付けますので,一緒にニューノーマル時代を考えてみませんか。


Webinar #1 (8月17日)
「言うことをきかないユニークな子どもとのコミュニケーション」
 坂井 聡(香川大学 教授)× 中邑 賢龍(東京大学先端科学技術研究センター 教授)
自分のペースでしか動かない子,興味関心あることしかしない子など,親や教師が手を焼いている子がいます。強くしかればパニックを起こし,激しく抵抗し,外に飛び出していく子どもを指導してきた坂井氏は,コミュニケーションをユニークな子どもたちに合わせるようにしたら彼らが変化してきたと言います。彼らの個性を引き出すコミュニケーションを語ってもらいます。

講師紹介:[中邑 賢龍]1956年,山口県生まれ。広島大学大学院教育学研究科,香川大学教育学部助教授,カンザス大学・ウィスコンシン大学客員研究員,ダンディ大学客員研究員などをへて現職。ICT(情報コミュニケーション技術)を活用して,社会問題解決型実践研究を推進し,バリアフリーや教育格差の解消に取り組んでいる。著書に『発達障害の子を育てる本 スマホ・タブレット活用編』(講談社),『育てにくい子は、挑発して伸ばす』(文藝春秋),『バリアフリー・コンフリクト』(東京大学出版会),『タブレットPC・スマホ時代の子どもの教育』(明治図書)などがある。
講師紹介:[坂井 聡]教育現場に身を置きながら実践的に研究を進める。自閉症や知的障害の子どもの問題行動に対する見立てと対応については右に出る人はいない。著書に「自閉症や知的障害をもつ人とのコミュニケーションのための10のアイデア―始点は視点を変えること」などがある。

Webinar #2(8月20日)
「トップランナーの子ども時代」
 高橋 智隆(ロボットクリエーター)× 中邑 賢龍
エボルタくん,ロボホン,Robiの開発者である高橋氏は1人でロボットを開発し続ける。なぜ彼はそれにこだわるのでしょうか? 子ども時代を振り返ってもらい,親や周辺のどんなサポートが重要であったかを語ってもらいます。

講師紹介:[高橋 智隆]2003年京都大学工学部卒業と同時に「ロボ・ガレージ」を創業し京大学内入居ベンチャー第一号となる。代表作にロボット電話「ロボホン」,ロボット宇宙飛行士「キロボ」,デアゴスティーニ「週刊ロビ」,グランドキャニオン登頂「エボルタ」など。ロボカップ世界大会5年連続優勝。米TIME誌「2004年の発明」,ポピュラーサイエンス誌「未来を変える33人」に選定。開発したロボットによる4つのギネス世界記録を保持。東京大学先端研客員研究員,大阪電気通信大学客員教授等を歴任し,現在(株)ロボ・ガレージ代表取締役,ヒューマンアカデミーロボット教室顧問,グローブライド(株)社外取締役。

Webinar #3 (8月21日)
「英才教育は異才を育てるか?」
 近藤 薫(東京フィルハーモニー交響楽団 コンサートマスター)× 中邑 賢龍
音楽家の多くは幼少期から英才教育を受けてきています。指導者の厳しい指導の中で個性が均されていくことはないのでしょうか? 個性豊かな演奏者が一緒になった時に,どのようにして1つの演奏が出来上がっていくのでしょうか?

講師紹介:[近藤 薫]東京藝術大学大学院修士課程修了。2015年から東京フィルハーモニー交響楽団コンサートマスターを務める他,フューチャー・オーケストラ・クラシックス(旧・ナガノ・チェンバー・オーケストラ),バンクーバー・メトロポリタン・オーケストラでもコンサートマスターを務める。長野市芸術館シーズンプログラム・プロデューサーとしてリヴァラン弦楽四重奏団を主宰。全日本学生音楽コンクール,日本香港国際音楽コンクール,刈谷国際音楽コンクール 審査員,東京音楽大学 非常勤講師。東京大学先端研では先端アートデザイン分野の設置に尽力,現在,客員研究員としてアート的な感性による新しい社会概念の構築を目指す。東京フィルハーモニー交響楽団創設時のコンサートマスター近藤富雄は祖父で,三世代に渡ってヴァイオリニストという音楽家の家系に育つ。

atacLabでは,「学生支援プロジェクト」として,これからの子どもの学びを共に考え,実践していく志ある学生や,人々の幸せな 学び・働き・暮らし のために恐れず試行錯誤できる学生を応援しています。今回のWebinarでは 高校・大学・専門学校 の学生を各セミナーに先着100名様まで無料でご招待いたします。

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[主催] atacLab [協力] 異能vationプログラム 

[日時] 2020年8月17日(月)・20日(木)・21日(金) 19:00-20:30
[参加費]3セミナーセット 3,000 円,1セミナー 2,000 円(定員各300名)
     ※学生無料(高校生以上/定員各100名まで)

[タイムスケジュール:各日共通
 18:30 –              オンライン入室開始
 19:00 – 20:00  セミナー(対談)
 20:00 – 20:30  質疑応答

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[申込方法]

※当日はWebでの配信となりますので,ネットワーク環境が必要です。

[1]複数人分まとめてのお申し込みはできません。お1人分ずつお申し込みください。

[2]チケットの販売はPeatixのシステムを利用して行います。下記よりご希望のチケットを選択。頂いたのち,「チケットを申し込む」ボタンをクリックした後に「+ボタン」でチケット枚数の「1」を入力いただき,次のお手続きに進んでください。Peatixを初めて利用される場合は,会員の登録をお願いいたします(無料)。

[3]お申し込み及びにお支払いが完了しましたら,自動的にPeatixよりメールが届きます。

~当日~

[4]お支払いがお済の方には,当日17時頃に改めてご案内のメールをお送りいたします。お申し込み時にPeatixから届きましたメール,もしくは当日お送りするメールの「イベント視聴ページに移動」よりお進みいただき,イベント視聴ページのURLをクリックしてください。スマートフォンからの参加を行われる場合は,Peatixのアプリにログインし,「チケット」から該当イベントの「チケット表示」を選択いただき,「イベントに参加する」から「イベントに参加」をクリックください(「申し込み」と再度チケット購入の画面が出た場合は,その「申し込み」のボタンは押さず,左上の < ボタンを押していただければホーム画面に移動し,画面下に「チケット」のボタンが表示されます)。イベント視聴ページに接続できない場合は こちら もご確認ください。

[5]今回,皆様には ‘Zoom ウェビナー’ の ‘視聴者’ としてご参加いただきます(参加者の方の映像や音声は,講師及び他の参加者には見えない設定となっております。イベント視聴中の画面の操作方法についてご不明な場合は こちら を参照ください。

[6]前半はライブ対談を視聴いただき,後半は質疑応答の時間となります。途中でインターネットを通じて質問を受け付けます。お手元に複数台のデバイスをお持ちでしたら,事前にお近くにご準備ください。

[7]セミナーの最後にアンケートを実施いたします。ご協力をよろしくお願いします。

※【学生チケット】の申し込みは,当方の「学生支援プロジェクト」に賛同いただける高校生以上を対象とさせていただきます。
※お申し込み時にPeatixから送信されるメールは自動的に送信されています。メールが届かない場合は こちら を確認の上,お問い合わせください。
※当日の配信はZoom(https://zoom.us/)を通じて行います。初めてZoomを利用される方は,事前にアプリのダウンロードとサインインが必要です。アップデートがあった場合は最新版を利用してください。
※視聴環境の確認のため,8月15日(土)の18:00-22:00にテスト配信を行います。接続に不安のある方はテスト配信にて確認ください。テスト配信に参加される場合は,お申し込み完了時に届いているメールを確認いただき,上記のお申し込み方法[4]に従ってお進みください。
※イベント視聴ページは,チケット申し込んだ方がPeatixにログインした状態でのみ視聴できます。
※情報保障について:Live対談および質疑応答時は情報保障の用意が整わないため,各自で音声認識アプリなどを活用いただきご参加くださいますようお願いいたします。
※8月15日(土)22時までのお申し出に限り,キャンセルを受け付けます(受付システムPeatixの規約に従った手数料がかかる場合があります)。それ以降については一度お支払いいただいた参加費の返金はできませんのでご了承ください。

[チケットの購入はこちらから]